ガールズ&パンツァー劇場版感想

5回ほど見たのでいい加減いいぞいいぞ言うだけでなくまじめに感想を書いてみたいと思います。ここcojブログだった気がしますけどそんなの関係ない。

全体評価

 全体評価としては自信を持って面白いと言えます。私は映画視聴前にTVシリーズは一切見ていない、かつ、別に戦車とかいった兵器が好きなわけでもない人間なのですが、間違いなく面白かったです。どういった方向で面白かったか考えてみたのですが、ノスタルジーのような感覚なのではないかと思います。もちろん実際に戦車に乗ったことがあるわけでもないですし、廃校の危機を救ったことがあるわけでもない。ですが、何らかの戦いで活躍するような想像を幼少期にしたことがある人は少なくないのではないかと思うのです。視聴者の幼い頃の想像を形にして、可能な限り不快な要素を排除して、視聴者の望み通りの展開・結末を用意したノスタルジーアニメ、これがガルパンの正体だと思います。(廃遊園地とか憧れでしょ)

キャラ評価

 映画が初見なため始めは顔と名前と声と搭乗機とが全然一致はしなかったのですが、とりあえずみんなかわいくてかっこいいなと思いました。上にも書いた『不快な要素を排除』した結果だと思います。例えばカチューシャのような傲慢キャラは他のアニメではわがままで周りが見えないキャラという形で使い捨てにされ、視聴者からすれば不快なまま終わることが多々あるのですが、ガルパン映画ではエキシビション戦の登場からしばらくは傲慢キャラであるということを見せつつ、身を挺してフラッグ車を守ることを厭わない『自分にできること、やらなければならないこと』をしっかりと理解し行動できる人物であることを見せています。かっこかわいい。

 また、脚本の腕なのか監督の腕なのか分かりませんが会話の端々でキャラ立てさせるのが非常にうまかった。「逃げてるけど逃げ切れない感じで」とかいう曖昧すぎる指示を「ほいほい」とこなす麻子さん、この二言でみほは冷静で変化球な作戦を得意とするのが分かり、麻子は寡黙で優秀な操縦士であることが分かる。普段は堅実で大局観を持って指示できるダージリン様が突如「ここからが肝心なんだけれど作戦名は?」とか言い出すことで戦術家として優秀なだけでなく上に立つ指揮官としての心の広さを表現しています。もっともTVシリーズ段階からギャグもこなせるキャラとして確立していたみたいですが。短い台詞でキャラの性格や役割を徐々に理解させていくという手法がうまく使える人は現在非常に稀で、説明的な台詞を使うとどうしても不自然になりがちなので素直に感服しています。

 また、各キャラ見せ場があるように構成されていて人気の高いキャラだけを優遇するようになってないのはとてもいいと思います。むしろ(私は映画が初見なので初出だとは知りませんでしたが)劇場版初出のキャラであるミカさんとローズヒップが優遇されているという状態ですね。優遇とは言ってもやりすぎてない程度のバランスでよかったと思います。

 個人的に好きなキャラはローズヒップです。1回目視聴では把握できなかったことも多いので秋山殿やアンチョビが好きだなーって思ってたんですが、いや、今でももちろん好きですけど、ローズヒップの意味不明なですわ口調とか落ち着きのない戦車挙動とか見てて本当にかわいいなって思います。「マジですの」「来ましたでございますのよ」とか「チャーフィーいざ尋常に勝負」(ですわですらない)からの即撤退とかツボ過ぎてもうだめ。

ストーリー全体について

 全体評価に記述したとおり視聴者の望み通りの結末になります。大筋のストーリーとしては特筆すべきことはありません。導入(エキシビション戦)でキャラ、世界感の説明を行い、中盤(廃校騒ぎ)で戦う意味を見出し、決戦(選抜戦)は今までのライバルが力を併せて中ボス(カール)とラスボス(愛里寿)を苦戦の末倒す。本当にありきたりな展開で特筆することは何もありません。大事なことなので二回。

作品の中の嘘

 まず大前提としてこのガルパンという作品は嘘だらけです。戦車はあんな軽快に走りません。階段は下りれるかもしれませんがエスカレーターは下りれませんしジェットコースターの軌道に乗れるわけはありません。観覧車は転がりません。これらは全て製作側も理解していて「いいかお前ら、俺らも分かってる。だから突っ込んでくれるなよ」と、無言のメッセージを投げかけてきます。だって作品コンセプトは『かわいい女の子たちが戦車でかっこよく戦う』です。それを達成するために必要な嘘であると割り切って楽しまなければなりません。そういうかっこよく見せるための嘘に突っ込みを入れるのは野暮ってもんですが、それ以外の箇所はかなり気になるところがあります。

メガネの存在意義と廃校設定

 例えばあの文科省のメガネさん。廃校にしたいという意思を頑なに曲げませんし、予算縮小という名分は出していますが明らかにそれだけではなく何か個人で企てているかのような描写をされています。予算縮小ということなら年度内の前倒しは(災害でもない限りは)ありえませんしとても不自然です。そしてその目的が明らかになることはありません。行動原理が分からないキャラというのは往々にして不快なキャラとなります。あえて不快なキャラとして描写することで視聴者を大洗贔屓にする目的もあるのでしょうが、最後まですっきりしないのはやはりダメな点だと思います。また、学園艦は維持費がかかるから統廃合を進めるという説明を信じるとすると、大洗が廃校を免れた分、どこか他の学園艦が廃校になる可能性が浮上します。やはり廃校問題の周辺は適当すぎると思います。

 そもそも論をしてしまえば廃校設定自体が過ちだったと思います。TVシリーズもそうですが、負けたら廃校という設定のため、大洗は絶対に負けません。初練習試合とエキシビションでは負けていますが、これはそこでしか負けられないから製作側の苦肉の策なのだと思っています。エキシビションで負けさせることによって主人公は最強ではないということにしたいのでしょうが、ストーリーの廃校設定上最強となってしまっていますので、あまり意味がありません。弱いとされている者が強い者を打ち倒すストーリー、それ自体は問題とは思わないのですが、その動機付けに廃校を使ってしまったため、設定に縛られてしまい視聴者がメタ視点を強めてしまいます。

 また、会長が根回しして廃校を回避するために約束を取り付けてきました。こういう裏の活動は好きなのですが、やっぱり試合に勝たなければ廃校という流れです。いえ、それはいいんです。策士な会長が手にしてきた一縷の希望をみんなで協力して掴む。王道じゃないですか。ですが、これってメガネさんと大学選抜、島田家元にとってはどうなんでしょうか。何が何でも廃校にしたいメガネさんは308の殲滅戦を強行します。これって大学選抜に受けるメリットありますか? 経験豊富な大学生チームが圧倒的な戦力の差で高校生を蹂躙する(未遂)。マスメディアも入る。ただの公開処刑じゃないですか。勝って当たり前の試合で、勝てば高校を潰すことに加担することになり非難轟々ですよ。負けたら「あの戦力差で負けるとか雑魚wwwwww」ってSNSで拡散され表歩けなくなるのでは。まるでメリットがない。メガネさんって文科省の人間、つまり公務員ですから、こんな公開処刑の場を設けたということで国民から大量のクレームが文科省に来ることは想像に難くない。大洗が勝とうが負けようがこの試合を成立させたことでもうメガネさんの文科省内での居場所はなくなってて負けなんです。やはり企画段階の廃校設定に縛られていていびつさが出てきている感が否めない。「やるからには全力」なんて言葉もありましたが実際のところ大学選抜の士気は低かったのではないでしょうか。

 これらは全て話を盛り上げるための記号に過ぎないことは理解しています。理解していても、それによってマイナスとなっているのであれば指摘すべきと考えますので上記を問題として掲げました。

戦車道は個人戦なのか

 他には好き嫌いの話ですが、センチュリオンの無双が個人的には快く思っていません。強大な敵ということを表現したかったのは分かります。ですがやりすぎだと思うのです。選抜戦序盤は戦術(○○中隊はどうしろなどの指示)で圧倒していました。が、あの無双によって『なんだ結局チームとか戦術とか関係なく個人プレーじゃねーか』って思いになります。変幻自在の忍者戦術ってなんだったんでしょう。力と力のぶつかり合い、あるいは技と技のぶつかり合いが大好物だという方にとってはあれでいいんだとも思いますのでやっぱり好みの話にはなるのですが、私は戦術・作戦によって勝敗が決するほうが好きなのです。マカロニ作戦2とか大好物です。TVシリーズですが無線傍受を逆手に取るとかああいうの。

好きな場面とか台詞とか

 最後に映画の中の好きな場面を挙げようと思います。ガルパンは戦車での戦いがメインです。つまり必然的に会話は少なくなり短い台詞に情報を詰め込まないといけません。この短いやりとりが本当にいい味を出してます。

17ポンド砲さん準備はいい?」「とっくにできてる、いくぞ」「どうぞ」

ここ狂おしいほど好き。普段聖グロは優雅であることをモットーに行動しているダージリン様が優雅とは程遠い泥臭い役を引き受けて重戦車を撃破する。これほど心に来る場面はなかなかないです。ナオミとダー様の淡々としたやり取りもとてもいい。

うおおおおおおおこっち見てるぞおおおおおおおおおおお

「割り算もできないんっすかぁwwwww7.5倍っすよwww」

「地・毛・だ」

アンツィオの面々は仲良さそうでほっこりする。エンディングのアンツィオズみて和まない奴とかいないでしょ。

まとめ

 全てのキャラクター(男除く)が魅力的で楽しい作品。キャラクターを見せるため作品内に大胆な嘘を設けつつも、丁寧にまとめ上げた王道作品。ただ、丁寧に丁寧に作った結果、廃校という安直に利用した設定によってストーリーにひずみが見られるのがちょっとだけ残念。

4DXについて

 4DXでも見たんですが、子供だまし感がすごくて、良かったという感想多いけど私にはそうは思えない。1000円の付加価値があるかと言われるとまあない。同じ値段で通常上映と4DX上映を選べるとしても通常上映を選ぶかなあと思うぐらいには大して感動もなかった。話に集中もできないし耳元の風はびびるし臭いし煙はしょぼいし、映画でやる必要なくねって思いました。おわり。

A天使デッキで10連勝称号取った話

10連勝称号取れないままJ3になって、AかSしか使わないので永遠に無理だろうなって思ってたらまさかの奇跡が起きた。

そのときのデッキがこれ。JKは沙夜のトリガー破壊。

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正直10戦の運が良かっただけというのは否めない。特に

・珍獣に一度も当たらなかった

・対面にユグドラが出てこなかった(低減で捨て札に行くのは見た)

この2点が本当に大きい。珍獣は1裏即サレでもいいレベルで無理ゲーなので。

デッキとしては見て分かるとおりアイテールで殴るだけというシンプルなもの。ただ、流行の速攻緑とは違って天使を詰め込んでシナジーを得るように構築した。パンプインセプを(DOB調整の意味もあるが)無色にして奇襲性を高めたこと、アザゼルとアクエリアスで相手のパンプを割ってミラーっぽいデッキへ有利を付けたことが良かった。また、セレニティナースを置くことによってガイア毘沙門ジョカなどの盤面リセットへの牽制になるのも勝利に貢献している。

明日はDOB更新らしいので忍者が無理なくA組めるといいなと願っておく。

ボ四ス聖ケ獣テ

迷走してます。

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最近多いように感じる緑単系には悪くない勝負はできます。が、それだけ。舞姫もダメ、武身もダメ、黄単もダメ。珍獣はデストラを早めに引ければあるいは…。もう(勝てる相手がい)ないじゃん…。

三日天下を使ってガイアラインから逃がす構築も考えたんですが形にならず断念。いっそのことSまで上げて開き直るほうがいいような気もしますね。

ただ、黄龍の上方修正によって相当扱いやすくなったのは間違いありません。可能性感じてるのでなんとか活躍させてあげたい。

2月4日ほげ

2月4日更新分です。

今回の集計期間は1/20~2/2となっています。

利用方法はこちら

リーナ、ガイア、シヴァ、ヒュプノス、シャドウメイジのCPが間違っていたので修正しました。

当データベースに関して記載内容やフォーマット等要望がありましたら遠慮なくtwitter: @daisukecakまで連絡ください。